イベント用のロゴサイン什器と通い箱を製作しました。
イベント時に使用する丸形のロゴサイン什器とそれを運搬する用の通い箱を製作しました。
大型の丸の什器の直径は約1m。
そこにアクリルのサインを、木工の丸什器から浮かすようにして取り付けています。
※実際にはアクリルで企業様のロゴマークを施工しています。
サインナットや化粧ビスと言われる金物とスペーサーを使用してアクリルを浮かせているのですが・・・その金物の色も黒の物を使用。
こちらは、お客さまに支給して頂いた物を使用しています。
クロームの物が一般的で、黒の物は私も初めて見ました。
土台に見えているのは、実は通い箱の一部です。
実際には、ベースのスチール板に角パイプが溶接されており、丸形のロゴサイン什器に刺さるように取り付けてある什器です。
この黒っぽい土台は一体何なのか。
実は・・・
通い箱の土台だったのです。
今回のロゴサイン什器は、様々なイベントで使用される什器のため保管している倉庫からイベント会場へ頻繁に移動を繰り返します。
そのままの状態で搬出入を繰り返すとキズがついたり破損してしまう恐れがあるため、移動がしやすいようなキャスター付きの専用の箱も合わせて製作しました。
黒の土台の真ん中。
くぼんでいる部分に、スチール板のベースがすっぽりとハマります。
滑りにくいように、キズが付かないように木工にフェルトを貼っています。
そしてこの土台には、すごい機能が付いています。
何が起こるかというと・・・
丁番がついており、前と後ろがパカット開くのです。
天面だった部分の一部が什器を支える一部へと早変わり。
そして何やら金物が。
これは、パッチン錠やファスナー留め金具と言われている金物です。
この金物には留め口となる別の相手が必要なのですが・・・
その相手の金物は、上カバーのほうに取り付けてありました。
フタを被せてパチンと留められるようになっています。
残念ながら写真はないのですが、フタ部分の内側にはウレタンが貼ってあります。
あくまで通い箱のため、外側はコストを抑えるために化粧板もベニヤ板も貼っていません。
コストだけではなく重量も押さえられるからです。
キャスター付きなので、このままゴロゴロと押して運搬が可能です。
パワーゲート付きのトラックであれば搬入も楽々です。
そうそう、土台の端にはフエルトをマジックテープで留めて化粧仕上げが出来るようになっています。
土台に乗せたままの状態で展示してもカッコいいクオリティーとなっています。