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展示会向けのアパレル陳列什器を製作しました!!~前編~

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2022.11.30

ちょっとバタバタしていましたー。

10月は現場が依頼が重なってちょっとバタバタしてました。

11月もなんだかんだでバタバタしていましたー。

決して製作した什器たちのご紹介をサボっていたわけではないんです。

バタバタしてたんですー。

 

さて今日は、そのバタバタしていた時期に納品していたスチールフレームと木工の背板、照明なんかを組み合わせて製作したアパレル陳列什器のご紹介。

現場や試作の様子を交えながらお伝えしていきます。

 

さっそく写真から。

 

 

なんだこれは!!な写真です。

展示会で使用するもので、搬入をして組み立てて、今回は使わない分をバックヤードスペースに集めている状態の写真です。

 

 

実際の物はこちらです。

今回、ご依頼頂いた企業様。

今まではレンタル品を使用していたそうなんです。

ただ、借りたり返したりする手間や、レンタル代があがってきたこともありオーダーで作ろうという話になったそう。

 

お見積りのご依頼の際に資料を頂きましたが、現地に見に行けるとのことでお打ち合わせにお伺い。

レンタル品を実際に見せて頂きお見積りをさせて頂きました。

何社か相見積りをされたそうですが、弊社にお任せいただけることになりました。

 

レンタル品を使っていた中で使い勝手の良し悪しがあったようで、追加のご要望をお伺いするために事務所へお伺いしてきました。

実際に運用しているスタッフの方も集まって下さり、詳細な打ち合わせを。

まずは、使用する部材を見て頂きながら選んでいただきました。

 

具体的には、フレームの太さや、照明の種類など。

レイアウト変更を頻繁にするらしいので、什器が重たいと移動がし辛い。

けれど、見た目はどうかなど悩んでいたそうで、ミニサンプルで見比べて頂きました。

角パイプの太さが40角の物と、50角の物。

小さいので写真だと違いが分かりにくいですが、手に持つと小さくても重さの違いが実感できます。

 

相談した結果、40角のパイプを採用することに。

その他、使用する照明の種類や色温度、などを確認しました。

 

打ち合わせの内容を反映した後、サンプルを1台製作することに。

台数も多いので、いきなり本番を製作するのはお互いにリスクがあるので、試作することは重要です。

 

これを、いったんはお客様の事務所に送って後日打ち合わせに行きました。

実物のサンプルを製作して、ご要望が出たのは主に配線関係について。

 

照明は、レールコンセントに差して使用するタイプの物を使用しています。

その際に、線が垂れてしまうのが気になるとのこと。

 

 

線が極力垂れないように、ブラケットに絡めるように配線するとちょうどいい感じに。

ただ、棚とブラケットの間に配線を通すと噛んでしまいます。

そのため、ブラケットの一部を切り欠くことにしました。

 

今回のブラケットは、既製生地のブラケットにフラットバーを継ぎ足すカスタム仕様の物を製作していました。

というのも、今レンタルで使用している物が、そのような仕様で使い勝手がよいとのこと。

通常は、棚板の裏に穴をあけておきブラケットについている出っ張りにはめ込む仕様を採用することが多いです。

 

 

当初はこちらを想定していたのですが、頻繁に棚板をレイアウト変更するそうで使い勝手が悪いとのこと。

ピンポイントに開いている穴に棚をハメるのが、煩わしいそう。

今使っている物が、棚板の裏にスリットが入っていてそこに、ブラケットを差し込仕様で、スッと入るところが気に入っていると。

その部分を踏襲したいとのことでした。

そのような形のブラケットを探したのですが、既製品のブラケットでは該当するものが見当たらず。

考えた結果、生地の状態のブラケットにフラットバーを溶接して塗装する方法を採用することになりました。

 

なので、ブラケットの一部を切り欠くのも問題なく行えます。

 

 

これがその特注で製作したブラケットです。

約900本のブラケットを製作しました。

 

 

棚をのせるとこんな感じです。

線が噛むことなく、そして垂れることなく設置が出来ました。

 

試作の際は、ブラケットは白の塗装で進めていましたが、頻繁に棚板の高さを変えるとのことだったので相談した結果メッキに変更しました。

塗装だと特に、ガチャ柱に嵌める爪の部分が当たって剥げてきてしまうためです。

メッキだとその心配がありません。

 

 

打ち合わせ時に、悩んだのはコンセントボックスの装着方法です。

このコンセントボックスは、什器と什器の電源を送るのに使用します。

ラインコンセントは、電気工事が必要なく通常の壁についているコンセントに差して使用することができます。

ただ、壁にあるコンセントの数には限りがあるので、コンセントボックスを什器に取り付けて、電源を確保します。

このコンセントボックスには、什器同士に電源を送る線を合わせて接続できるようになっています。

 

 

什器同士の電源を送る継線コードには、温度ヒューズが内蔵されています。

一定の温度を超えると、電流が遮断される仕組みになっています。

 

レイアウトの変更を頻繁に行う際に、このコンセントの線の取り使いに苦労をしているそう。

当初のご提案では、キャスターを隠す、一番下のステージ棚の中に収納予定でしたが、オペレーション的には背面が良いとの話に。

ただ、背面に取り付けると、什器を背中合わせに設置する際に邪魔になるという話になりました。

そこで、一旦はご要望を持ち帰ることに。

スチールフレームの寸法を一部調整して、フレームの下に取り付けられるようにしました。

 

 

コンセントボックスは、ビス止め固定の物とマグネットでくっつけられるものの2種類があり、自由度の高いマグネットの物を採用しました。

こうすることで、線を抜く際にも無理に引っ張らずにコンセントボックスを取りはずして抜き差しが出来るので、断線予防にもなります。

 

さて、今日はこれぐらいにして、次回現場での作業の様子をお届けしようと思います。

年内中にお届け予定です。

 

 

 

 

 

 

 


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