棚下照明で商品の魅力を高める。
商品の陳列やプロモーションに欠かせない什器。
目的によって変わりますが、商品を魅力的にみせて購買意欲を高めるために什器があると思っています。
特注で製作するのであれば、なおさらのこと。
またブランドや商品と什器のコンセプトやイメージを揃えることで、世界観を作り上げるのに一役買うこともあります。
ただ、その什器自体の主張が激しすぎると、商品がぼやけてしまうのですが。
ただ、プロモーション的に商品数個を並べて販売する方法ばかりを取ることは難しいことがほとんどです。
限られたスペースで、商品を陳列棚やラックに並べて販売することの方が圧倒的に多いのです。
その中で、商品を効率よく数多く並べながらも、商品がよく見えるようにする必要があります。
効率を優先すると必然と棚と棚の間隔を狭くして棚の数を増やす必要が出てきます。
そうすると、商品が見えづらくなったり目立たなくなったりして、手に取ってもらう機会が減ってしまいます。
そのために、棚の下に照明を設けることがよくあります。
特に、専門店での商品に照明をつけるケースが多いように思います。
例えば、コスメセレクトショップ。
化粧品は、発色が重要です。
なので、薄暗い棚では魅力が伝わりません。
ただ、1つのブランドやラインナップでも、アイテム数が多いのでスペースを有効に使わなければいけません。
そのために棚の下の照明は欠かせない物になっています。
今回の物件で使用したのは
DNライティングのたなライトという製品。
薄型コンパクトなので、棚の下に取り付けても邪魔になりにくい商品です。
写真のようにガラスの棚の下に取り付けることが可能です。
ブラケットに専用の金物を取り付けると、照明をはめることができます。
LED照明には変圧器(トランス)が必要になるのですが、変圧器が内蔵されているのも使い勝手の良い点です。
ラインコンセントなので、どこにでも差し込んでも使えるタイプなので、棚を動かしても支障がないので便利です。
これが、ゴールドのフレームにひっそりと取り付けてあります。
見つけられるでしょうか?
このラインコンセントは木工什器に埋め込んで使うこともできます。
現場での作業を減らすため、工場でラインコンセントを取り付けたり配線やダウンライトの取り付けを事前に行っていきました。
こちらは、壁面用の陳列什器です。
メーカー様が作った専用柄のメラミンで作成しています。
照明がついている状態と消えている状態でどれぐらい見え方が違うのか、比べてみましょう。
店内の照明はついていますが、什器の照明は消えている状態です。
照明をつけるとこんな感じです。
つけたほうが、商品が華やかで綺麗に見えますね。
什器の中の色が白いので、レフ版効果でさらに明るくなります。
棚が木工だと、照明を付けていたとしても光が遮られてしまうのですが、ガラスにすることで光が遮られることなく下の段もより明るくなりますね。