イベント、店頭、オフィスで使えるモニタースタンドをご紹介。
コロナも落ち着いてきて、飲食店やイベントの制限が徐々に解除されてきましたね。
今日ご紹介するのは、イベントの時に商品紹介をするモニタースタンドです。
イベントの制限緩和でこういった什器の製作が増えてくるのかも!?
施工事例にも載せていましたが、改めて細かい背景なんかをご紹介します。
このモニタースタンド、木目柄なので木工で製作されたように見えますが、実はスチール製です。
モニターは重たいので、この形状を木工で製作すると強度が心配です。
それでも、見た目は木目っぽくしたいとのことで、スチール角パイプの上に木目調のシートを貼りました。
木目調のシートは、バリエーションが豊富なので設置する場所の雰囲気に合わせて選ぶことが出来ます。
木目になるだけで、高級感があります。
本体は、フレーム角パイプとスチール板を組み合わせて製作しています。
スチールの場合は、素地のままだとすぐにサビてしまうので塗装を施します。
いわゆる、焼き付け塗装というものです。
防錆処理を行った後に焼き付け塗装を行います。
基本的には単色の仕上げです。
弊社ではメラミン樹脂焼き付け塗装(通称、メラ焼き)を行っています。
最も一般的な手法です。
アクリル樹脂焼付塗装や粉体塗装と呼ばれる手法もあるですが、弊社では残念ながらできません。
あとは、黒皮鉄風塗装などもあります。
ちょうど先日、黒皮鉄風塗装で、アパレルのハンガーラックや商品陳列台を納品しました。
めた、別の機会にご紹介しますねー。
そして、ごく稀に木目の焼き付け塗装での見積り依頼が届くこともあります。
こちらは、正直出来なくはないです。
ただし、めちゃくちゃ高いです。職人さんが木目風に手書きで仕上げます。
そのため、代替え案として、シート貼りをオススメするケースが多いのです。
話が、脱線しました。
モニタースタンドの話に戻ります。
土台部分には、画像や映像を流す再生機器(DVDプレイヤーやノートPCなど)をしまうスペースを設けています。
以前に、ブログでご紹介しましたが、デジタルサイネージでコンテンツを流す方法は、大きく分けて2つあります。
・DVDやUSBメモリにコンテンツを書き込んだものをディスプレイに流すケース。
・PCなどからインターネットを介して配信するケース。
今回は、DVDプレイヤー等が入れられるようになっている形状です。
ここは、配線を隠す役割も果たしています。
ホコリが入らないようにフタのカバー付きです。
こもモニタースタンドは、木目調シートを貼るのを前提としていたので、スチールの什器本体を製作する際に、貼りやすいように作ってもらいました。
このモニタースタンド、サイネージとしてのお問い合わせだけでなく、オフィスで使いたいということでご相談頂くケースもあります。
テレワークが浸透してきて、打ち合わせや会議などもテレワークで行うことが多くなってきたのが一因のようです。
キャスターがついているので、動かすことが出来るので会議室でレイアウトの変更が出来るので便利なようです。
今回製作したものは、店舗などで使うイベント用の物。
そのため背が低いですが、角パイプの長さを変えて、モニターをもっと高い位置に設置できるように変更も可能です。
また、高さを変更できるデザインにすることもできます。
キャスターは背面側だけ、ストッパー付きに。
ストッパーが使いやすいように、スチールをレーザーカットして切り欠き加工が施されています。
モニターとモニタースタンドの取り付けに関しては、
・設置するTVに合わせて穴をあけて直接ネジなどで止める方法
・既製品のモニター取付金物を併用する方法
があります。
やはり既製品の金物を使うケースがお勧めです。
モニター側に引っかけ用の金物を取り付けるので、取り外しが簡単です。
ブラケットの向きを変えることで、モニターを縦使いすることもできるタイプもあるので汎用性も高いです。
ブラケットも様々な種類があるようなので、スタンドに取付が可能かどうかの確認も必要です。
モニターとブラケットの品番は、モニタースタンドの製作時には必ず必要になってきます。
イベントだけでなく、店舗の店頭やオフィスなどでも活躍してくれること間違いなしです。