癒しの空間、猫カフェ!!造作家具の紹介編
以前紹介した、猫カフェのお話。
あれから、ずいぶん時間がたってしまいました。
どんな紹介だったか忘れたよ!という方。
そんな紹介してたの?という方。
下の写真をクリックするとページに飛べます。
さて、今回は前回ご紹介しきれなかった造作家具のご紹介を。
木工の造作家具は、メラミン化粧板、ポリ合板を使用しています。
キャットウォークには角材と、一部に突板材を使いました。
什器の使用の目的やコストのバランスを考えて適材適所で材料を変えています。
頭上に、角材で格子状に組んだキャットウォークが配置されていて、真下から猫ちゃんが歩く様子が見られます。
デザインと、猫ちゃんの転落防止?のために床面にはアクリルを敷いています。
しかも、このアクリルは、透明のアクリルではなくピンク色のアクリル
エッジ(小口部分)がピンクになっているちょっと変わったアクリルです。
なぜ、このアクリルを採用したのかは、私たちにはわかりませんが・・・。
頭上注意の意味合いもあるのでしょうか・・・。
1つ言えることは、見た目は綺麗ですが値段が高いということです。
通常の透明のアクリルと比べると数倍します。
頭上にあるキャットウォークの先には、壁に棚板を階段状に取り付けています。
猫ちゃんが乗っても棚板が垂れたり、折れたりしないようにしっかりと固定されています。
キャットウォークの棚板と横並びになっている部分は、ゴミ箱と飲み残しを捨てる下げ台となっています。
上の吊戸棚の扉が、ルーバー扉になっているのは、中に空気清浄機を入れるためです。
今回は、設計事務所様から頂いたお仕事で、立面図で造作家具の形状や仕上げの指示があります。
この図を元に、工場と什器を製作する場合もあれば、詳細な家具の図面や収まり図を書いて製作することもあります。
この向かいには、同じようなデザインの棚があります。
こちらは、本棚として使用される予定だそう。
棚の高さを変えられるように、棚柱を使っています。
どちらの什器も扉には、メラミン化粧板を使用しています。
扉の中の収納は、コストを抑えるためにポリ合板を使用。
見た目には、ほとんど違いが無いのですが、キズの付きやすさの違いがあります。
もちろん、猫ちゃんが爪を立てそうな場所には、キズの付きにくいメラミン化粧板を使用しています。
この写真は、お店の入り口です。
扉の取り付けと調整中。
メインで映っているのは、ロッカーです。
猫カフェということで、荷物の持ち込みは禁止。
お客様の荷物を預かるロッカーは必須のようです。
向かいには、下足箱もあり、それも製作しています。
写真を撮りに行くタイミングが悪く、残念ながら箱が積まれてしまっていて写真が取れませんでした。
今回は、取り付けはすべて内装の工事をしていた業者の方がされました。
無事に、大きなトラブルなく納品出来てよかったです。
大変だったけれど、とてもやりがいのある現場でした。