受付時間:平日 9:00〜18:00 03-5542-0631 お問い合わせ

特注什器.com

お問い合わせ

ブログ

ホーム > ブログ > 移転オープンにむけて、メガネ陳列棚を製作しました!!~工場からお届け~

移転オープンにむけて、メガネ陳列棚を製作しました!!~工場からお届け~

ブログ
2021.02.22

工場からお届けシリーズ。

製作中の什器を工場でチェックしてきました。

 

と言いつつ、ご依頼の経緯から納品まで一連の流れ事ご紹介しちゃいます。

 

今回、製作したのは移転オープンさせる眼鏡屋さんの陳列棚です。

 

移転オープンの最初の計画段階からお声をかけて頂きました。

予算取りや申請の兼ねあいで一度相談したいとお問い合わせがありました。

工事はまだ先なんだけど物件は見れるからと、打ち合わせに行ったその足で現場にも同行。

 

現場は、スケルトンの物件で床も壁もコンクリートむき出しの状態です。

 

 

まだ、イメージ段階で詳細は決まってないのだけど、この壁にメガネを陳列する什器を作りたいとのご希望です。

 

ご提案と見積りをするために仮の採寸をしました。

あとは、注意しないといけない部分をチェック。

窓や、水栓、火災報知器と設置を希望している部分にはいろいろと干渉物が!!

内装工事は決まったところがあるそうで、そこと相談しながらとのこと。

 

窓も、火災報知機も一旦は無視して壁面全体を使った什器を提案してほしい、というオーナー様のご希望でイメージパースとご提案書を作成しました。

 

ご提案から数か月。

いよいよ内容も固まってきて、内装の着工めども立ってきたとのことで再度ご連絡を頂きました。

 

詳しくは伺っていませんが、やはり窓をふさぐのはNGだったみたいです。

また、移転前の店舗で使っているガラス棚のサイズが、今回の店舗でも使えそうなサイズだったようで再利用することになったそうです。

そのため下段の収納棚を作らせていただくことになりました。

 

 

内装工事で、既存のガラス棚が使えるように壁の厚さを調整するとのことで、現場監督の方と打ち合わせも行いました。

 

店舗を出るときには、すべて撤去して借りた時と同じ状態に戻す原状回復させる場合と、什器や家具をそのまま残して出ていく場合とあります。

そのまま残してある物件が、いわゆる居抜き物件です。

飲食店などでは、厨房機器やカウンターなどそのまま残すことが多く、出ていく側も次借りる側も、費用を抑えられるメリットがあります。

 

出ていく際の撤去費用、これもかなりお金がかかります。

店舗の移転で、原状回復が必要ならば、再利用するほうが・・・となるわけです。

ただ、注意しないといけない点がいくつかあります。

 

・店舗のイメージに合わない

・サイズが合わない

・運び出すのに分解が必要

 

どれも、問題をクリアしようと思うと手間とコストがかかってきます。

 

<店舗のイメージに合わない場合>

これは、元々の什器がどんなもので出来ていたかにもよりますが、シートを貼って見た目を変えることが可能です。

 

<サイズが合わない場合>

今回のガラスの棚がまさにこのケースでした。

ガラスの棚に合わせて壁のサイズを作ることで、問題は解決。

サイズが小さいと、什器を追加して作ったり、壁を作るなどのレイアウト調整でクリアできるケースが比較的に多いです。

大きい場合には、いろいろと問題が発生します。

 

<分解しないといけない場合>

いくつかのパーツで作られた大きな什器は、取り外しや分解するのに、コストとリスクが発生します。

什器を作って、取りつけた会社が行ってもリスクが高いです。

なぜなら、取付時にビスだけでなく、ボンドなどで接着しているケースが多いからです。

取り外しの際に什器が破損してしまう場合もあります。

同じようなリスクが2番目の大きい什器を小さくするのにも発生します。

 

 

なので再利用するにも費用がかかってくる場合が多いので、新しく作り替えるほうがいいケースもあるのです。

 

話がちょっと脱線しました。

 

当初は1階だけに什器を入れる予定でしたが、2階にも同じ収納棚を色を変えて作ることになりました。

 

 

手前に映っている木目柄が1階に設置する什器。

奥側にある黒い什器は2階に設置する什器です。

 

 

引出し式になっています。

中の仕切りは、お客様の方でご用意されるとのことです。

高さの浅い引出しに、メガネを多数並べるそうです。

 

 

下の段は、ストックや備品を入れておくスペースです。

コストを抑えて作るために、天板の奥行きは深く、箱本体の奥行きは浅く作っています。

背面がオープンになっているのは、箱の奥行きが浅いために、壁と箱本体の間にできるデットスペースにも物が置けるようにしたいというリクエストからです。

 

実際に納品した様子です。

 

 

 

見た目には、箱と天板の奥行きが違っているようには見えないのがポイントです。

微々たるものにはなりますが、こういった工夫でコストダウンを図ることも可能です。

 

 

内装工事も佳境をむかえているタイミングでの納品となりました。

同じ什器でも色が違うと雰囲気もだいぶ違ってきますね。

 

以上、工場と現場からのお届けでした。

 


CONTACT お問い合わせ・お見積もり

特注什器、店舗什器等の
ご相談・お見積りは、
お気軽にお問い合わせください。