元々あった什器を再現!!お土産陳列什器を製作しました。
お土産陳列用の什器を製作しました。
今まで使われていたものが、古くなって汚れや傷が目立つようになっていたり、一部壊れてしまっているとのことで頂いたお話でした。
どこのお土産陳列用の什器だったかは、お察しください。
もうすぐ、中国に帰ってしまう、あの子のいるところです。
サイズやデザインは変えずに、元々あったものとほとんど同じ物がよいとのことでしたので、打ち合わせもスムーズに進みました。
天板や棚の端は、商品が落ちにくくするために立ち上がりをつけて転び止め代わりにしています。
転び止めには、金物を取り付ける場合もありますが、お土産のパッケージを傷つけないようにするために使用したくないとのことでした。
また、商品のサイズがその時々で異なってくるため、金物があるとフレキシブルな使い方がしづらくなるのも理由の一つでした。
この端の立ち上がりは、無垢材を削って塗装をかけたものを貼り付けています。
メラミンで作ると、どうしても角がとがってしまいます。
店内は不特定多数の人で賑わいますし、子供も多く来られる可能性が非常に高いので、コーナー部分を丸くできることができる無垢材で製作。
元々の什器も同じように無垢材が使用されていました。
これにならって同じような形状で製作しました。
可動棚の下には、棚下照明もついており、棚で影が出来てしまう下の段のお土産も明るく照らしてくれます。
今回新しく製作した中で、唯一形が変わったのがサブの下台です。
元々は背面のないフラットな台でしたが、お土産が後ろに落ちてしまうことがあったそう。
わざわざアクリルのストッパーをつけて使用していたのです。
そういう必要がないように、背板を付けた形にしました。
以前はついていなかったキャスターも、今回は付けましたので移動も楽になります。
もちろんキャスターはストッパー付きの物を使用しています。
ストック用の蓋つき収納も、元々の形状とほぼ同じです。
この収納は、商品の陳列の役割も果たしているため少し変わった形状をしています。
蓋が、箱の内側についており側板が転び止めの役割を果たしています。
カゴに入った商品を置いて、カゴごとどければ、ストックの出し入れもスムーズです。
これも元々の使い方が勝手がよいとので、同じ形状で製作しました。
設置のイメージはこちらです。
写真では、設置が2面だけですがそれぞれの反対面に同じ什器が置かれます。
それぞれの什器にキャスターがついているので、移動も楽々です。
一体で使うこともできますし、単体での使用も可能です。
形も色もほとんど同じ。
レイアウトも変わらず入れ替えが完了しました。
使い勝手が良くなった分、パワーアップして活躍しています。