光るミラーの正体は!?ドレッサー什器を製作しました。
今日は11月11日。
ポッキー&プリッツの日!!
そんな日にツインに並べた什器をご紹介。
久しぶりの工場からお届けシリーズ。
ドレッサー什器をアッセンブリーしている最中の富山の工場です。
ベースはメラミン化粧仕上げの木工什器です。
ミラーを貼って、照明を組み込んでと忙しく作業中。
完成した什器は最近人気の、美容家電のお試しコーナーに設置します。
美容家電といえば、美顔器やヘアケアー商品ぐらいしか思いつきませんでしたが今は、目元エステや温感かっさなどいろいろな商品が出ているそうです。
お客様が椅子に座ってゆっくり試すことが出来るようにと、美容家電コーナーの一角に新設されます。
今日はそんな、ミラーにまつわるお話をご紹介します。
木工の黒いフレームに設置された鏡ですが、左右が映らず白い!?
写真ではわかりませんが、ミラーの部分と白い部分には段差も継ぎ目もありません。
1枚物のミラーです。
ならどうして・・・
ミラーの一部を光らせるためです!!
照明の役割を果たしています。
なぜ、鏡が光るのか・・・
それには、ミラーの作り方にその秘密があります。
そもそも鏡の元々の原料はガラスです。
(アクリルミラーの場合はアクリルですが。)
細かい製造方法は省略しますが、ガラスに水銀で塗膜し、さらに銀膜を湿気から守る銅メッキを施しています。
これがミラーの裏側です。
目にすることはほとんどないと思いますが・・・。
ただ、洗面所やお風呂の鏡の縁が腐食してきたーなんてことを見たり聞いたりしたことがあると思います。
これは、湿気などで水銀の塗膜が化学反応を起こして溶けたり錆たりしたことによるものです。
このガラスの塗膜処理を銀引きというのですが、この銀引きをしない部分=銀を抜いた部分(銀抜き)はガラスのままなのです。
長くなりました、ここでやっと光るミラーの正体が分かりましたね(笑)
この化粧台の真ん中部分はミラーで、左右の部分はガラスのままなのです。
ガラスのままなのになぜ、白っぽいのか?
その理由は裏から見るとわかります。
ミラーの裏に乳白のアクリルを貼っているからです。
そして光る理由もここにあります。
裏からLEDライトを当てています。
乳白色のアクリル越しに光るので、柔らかな光となります。
メンテナンスも兼ねて扉の形状で製作しました。
完成した写真がこちらです。
こういったミラーの両横に照明がついたものを女優ミラーや、ハリウッドミラーと呼ぶそうです。
ライトで正面から照らすので、お化粧がしやすくなります。
化粧品コーナーのテスター台やショーケースの一部に取り入れると利便性が良いのでおススメです。
合わせて、商品のプロモーション用の什器も製作して納品しました。
商品がより映えるように、内照式のアクリル製のボックス型の展示台付きです。
ミラーや照明、アクリルなどを組み合わせた什器も製作しているので、ご検討中の方はぜひ、お声かけ下さい。