注文らくらく。セルフオーダー用 卓上タブレットスタンドを特注で作成。
最近、飲食店に行くとテーブルに置いてあるタブレットで注文するスタイルのお店に遭遇することありませんか??
タブレットから注文できると、店員さんが、なかなか来てくれなくて困るなんてことがなくなりますね。
そのタブレットを置くためのスタンドを特注で製作しました。
木目がおしゃれなカバー付き。
こういった什器は、数個作るのと数百個作るのでは、かかるコストが大幅に違ってきます。
材料費、製作費、配送費…
アクリル製品やスチール製品は、数が増えるとその分安くなるケースが多いです。
家具のような大型の、製作に何日もかかるような什器は大量に作ったからと言ってコストが大幅に下がることはありません。
ただ、大型の什器の場合は配送にトラックを1台チャーターしないといけないケースがほとんどなので、配送費を含んで考えると1台の単価は下がることがあります。
今回のケースは、前述のたくさん作るとコストが下がるケースに該当します。
一旦は数店舗に試験導入してから全店舗導入を検討していくとのことで、まずは100台分でご注文を頂きました。
数が多いので生産を開始する前に、試作品を製作。
仕上がりや操作性の確認と、今回のこのタブレットスタンドの最大のポイント
お客様自身で簡単に組み立てられるようになっていること!!
これのチェックです。
もちろん、倒れないか壊れないかなど安全性のチェックも欠かせません。
今回製作した、タブレットスタンドはプラステックのカバーとスチールのスタンドを組み合わせたでデザインです。
木目柄のカバーはプラスチック樹脂製で、裏側から木目柄をUVプリントしています。
プラスチックにプリントする場合には、表からプリントする場合と裏からプリントする場合があります。
今回は、頻繁に触る物なのでプリントが剥がれてこないように、裏側から木目の柄をプリントしています。
土台はスチール製の1枚板を曲げて黒色に塗装しています。
スチール台にはポップナットを溶接しています。
これはプラスチックのカバーとスチール土台で、タブレットを挟み込むために必要になります。タブレットがずり落ちてしまわないように、ガイドになるビスを取り付けられるようにしています。
スピーカーの位置やカメラの位置はもちろん穴をあけています。
打ち合わせの際に、タブレットをご用意していただいて、組み立てが問題ないかもチェック。
ポイントだった悩まずに簡単に組み立てられるというポイントも無事にクリアーしました。
ネジやネジのカバーなど細かい部品もあるので、製作してから出荷する際の梱包の工夫、検証などもしっかりと行っています。
特に、今回のこのタブレットスタンドはカバーとスタンドで製造する場所が異なります。
それぞれの場所で作った部品を、集めて梱包しての発送となりました。
当初は、スタンド部分もカバーと同じプラスチック樹脂で作る案もありました。
アクリルを曲げて、タブレットの重みで折れてしまわないように支えをつけてと対策も施しました。
しかーし、心もとない。
今回のタブレットスタンドは特定の誰か、ではなく不特定多数のお客様が使う物なの。
なので、誰が使っても、びくともしないことが重要です。
そのため、プラスチックとスチールを組み合わせた仕様での完成となりました。
様々なマテリアルを組み合わせてご提案できる石黒テックならではの什器ですね。
このように、適材適所の素材で作るご提案もしておりますので、こういうものを作りたいけど、どんな素材で作るかも悩んでいるなんて方は、ぜひ一度ご相談下さい。