まるで樹木のようなハンガーパイプ什器
ブログ
2020.06.09
先日ご紹介したクリーニング屋さんの受付カウンター。
実は、バックヤードには洋服を大量にかけるハンガー用の什器も納品していました。
今日はそのご紹介。
はい、複雑にパイプが交差しています。
一見して、洋服は軽そうに思いますが、コートなどは1着でもけっこうな重量があります。
ましてやクリーニング屋さんなので、量が半端ではありません。
限られたスペースの中で出し入れしやすく、かつ強度も保てるように。
そんな風にデザインされています。
まるで木のように、1本の幹(パイプ)から二股に分かれた枝(受け材)がハンガーパイプを支えています。
上下2段にかけられるように固定されている枝(受け材)ですが、これは既製品ではなくオーダーで製作したものです。
現場で組み上げ固定が出来るように、あらかじめパイプにはネジ山が切ってあります。
受け材とパイプが外れないようにネジ止めをしっかりと行っています。
このネジ山の穴の位置がズレているとうまく固定ができないので大変なんです。
梢(パイプのてっぺん)から梢を跨ぐように、ロングコートやドレスなど丈の長いものがかけられるようにパイプを配置しています。
什器は内装がある程度仕上がってた最後の方に設置することが多いです。
そのため完全に組み上げた状態で設置するケースは難しい場合があります。
特に、今回は仕切られたコンパクトなスペースの中で、パイプを取りまわすので最新の注意を払いながらの施工となりました。