仕様が未定。0から特注什器の提案。
- はじめに
新しく什器の導入をお考えの方、実際に製作の依頼する上で様々な疑問や不安があるかと思います。弊社が製作している什器ですが、受注内容として主に2つのパターンがあります。
「具体的に構想・仕様は決まっていて、図面通りの物を作ってほしい。」
「頭の中にイメージはあるが、仕様は未定で、どのように製作すれば良いかわからない。」
今回は後者の仕様未定の場合での事例を、製作過程に準えながら紹介したいと思います。
ご依頼概要
㈱サイクルスポットの展開する自転車販売店 ル・サイク の展示什器。今回のご要望は、店舗内に露出の床配管があり、それを隠しつつ自転車の展示什器を設置したいという内容で、デザインは未定だが、木を基調としたカッコイイ什器を作って欲しいというものでした。
打合せ・現調
具体的な仕様が決まっていない場合、何度か打ち合わせを繰り返し、場合によっては現地に赴き現調を行います。お客様からヒアリングした内容に基づき、完成のイメージがしやすいように3Dのイメージパースを作成。素材やサイズ感など確認していただき仕様に落し込みます。今回の案件はデザインから弊社で手がけました。
提案内容
今回、弊社が提案させていただいたのが下記内容です。
・設置場所の前方に柱が立っていたため、デッドスペースを有効活用したL型の構成。
・意匠としてパレットを使用、無骨でインダストリアル感を感じられる空間を演出。
・木の格子面には自転車を縦に吊るし、目を引く展示方法を提案。
・構造体として既製品のゴンドラを併用し、汎用性を持たせながらコストも抑える。
こちらが今回製作した3Dのイメージパースになります。細かな仕様は変更されていますが、大まかなイメージがつかめるかと思います。
最後に
このように弊社ではお客様からいただいた内容に基づいて0ベースからの提案が可能です。こちらの案件では、他にも特注什器を製作させていただきました。レジカウンターや内照式のディスプレイ什器なども納品しておりますので、また別の機会に紹介したいと思います。